肌荒れしやすい敏感肌におすすめのスキンケアを紹介

肌荒れや赤み、乾燥などが気になる敏感肌。突然お肌のコンディションが悪化し、どうしたらいいか悩む人は少なくはないはずです。誰にでも起きやすい敏感肌の原因や、敏感肌の人が見直したいスキンケアの基本や方法を考えていきましょう。

「クレンジング」 洗浄料を使ったときにお肌がつっぱるものは、洗浄力がありすぎてNG。そしてメイクがしっかり落ちないモノも避けましょう。メイク汚れの8~9割は、クレンジングで落ちます。お肌に潤いを残しながら、メイクをさっぱり落とせるクレンジングを選びましょう。 1.手を清潔にする。 2.目やリップなどは、専用のリムーバーで落とす。 3.適量を乾いた手のひらにのせる。 4.Tゾーン、頬、目、小鼻の順で洗う。 5.ぬるま湯できれいに洗い流す(35〜38度くらいのぬるま湯)。 「洗顔」 クレンジングと洗顔がひとつになったダブル洗顔不要のタイプは、敏感肌に使うのは避けた方が無難です。ダブル洗顔不要タイプは界面活性剤の配合量が多いため、洗浄力が強い傾向にあります。 1.しっかり泡立てる。もしくは泡タイプの洗顔を使う。 2.お顔全体にササッとつけたら、時間はかけずに、手早く洗い流す。

「化粧水」 敏感肌用のブランドやラインを使うのがおすすめです。敏感肌向けに展開している化粧品は低刺激のモノが多いため、バリア機能が低下している時でも使いやすいでしょう。化粧水を塗った時に刺激を感じる場合は、一旦使用をやめて別の化粧水を使うか、またはクリームのみでスキンケアを行ってみてください。 1.適量を手のひらに出す。 2.手のひらになじませる。 3.お肌を包み込むように、優しくつける。 「乳液・クリーム」 低刺激処方や敏感肌用など、刺激になりにくいケアアイテムを選ぶのがおすすめです。 保湿クリームと乳液の違いは、油分が配合されている割合です。乳液に比べて、保湿クリームの方が油分を多く含んでいます。 保湿クリームや乳液は手のひらになじませて塗るのではなく、顔の4~5ヵ所(額、両頬、顎など)に点々とつけ、塗り広げるのが正しい塗り方です。手のひら同士でなじませてしまうと、保湿クリームと乳液がしっかり顔につかないので注意です。

日焼け止めには配合される成分は、紫外線っを跳ね返す「紫外線吸収剤」、紫外線を熱エネルギーに変える「紫外線散乱剤」に分けられます。敏感肌の場合は刺激になりにくい「紫外線散乱剤」を選ぶのがおすすめです。 日焼け止めのタイプはクリームやローション、スプレー、パウダー、スティックとさまざまな種類がありますが、朝塗るときはクリームかローションを。スプレーやパウダー、スティックの日焼け止めは、化粧直し用として使うといいでしょう。必要量を塗ろうとするとかなりの量が必要になるからです。SPF・PAはシーンに合わせてチョイスすると良いでしょう。 日常生活では、SPF30、PA++ 屋外での軽いスポーツやレジャーでは、SPF35、PA++ 炎天下でのスポーツや海水浴では、SPF50+、PA+++以上 日照時間にもよりますが最低1回は塗り直しをしましょう。夏など汗をかく時は、頻繁に塗り直しが必要です。目のまわりや耳の後ろ、首など塗り忘れのないよう、しっかり塗りましょう。そして意外と忘れがちなのが、リップの紫外線対策。数年後にシミを作らないためにも、特に紫外線量が増える夏は、SPF配合のリップを塗るのがおすすめです。

「フェイシャルマッサージ」 植物性のベースオイル10mlに、精油を2〜3滴落として混ぜ合わせる。 作り置きする場合は植物性オイル45mlと酸化防止のための小麦胚芽油5mlに、精油をトータルで15滴位落として混ぜ合わせる。月見草油(イブニングプリムローズ)を加える場合は全体の20%位を目安にして下さい。 マッサージはお肌に負担をかけない程度に、オイルをたっぷり使い、お顔の筋肉に沿って下から上に指を滑らすように行います。リンパ液の流れをよくするためにも、首も忘れずに行って下さい。 「スチームパック」 オイルマッサージをした後、蒸しタオルで3~5分程お顔を覆う。朝、ファンデーションのノリが悪そうな時は水分、油分を補給した後、スチームパックを行うと応急処置が出来ます。

  • 肌荒れしやすい敏感肌の人におすすめのスキンケア【セルフケア】のイメージ
  • 角質層(お肌の表面にある表皮)のバリア機能が弱ると、お肌の内部に蓄えられていた水分が放出されてしまい、お肌の潤いが不足していってしまいます。潤いがなくなったお肌は、外部からの紫外線や花粉、ホコリやウィルスなどの影響を跳ね返せなくなり、外的刺激をダイレクトに受けてしまいます。そうして敏感に反応することで、様々な肌トラブルを引き起こしてしまう、というわけです。

  • 敏感肌とはどんなお肌??のイメージ
  • 空気の乾燥している冬や夏場のエアコンでも空気が乾燥します。1年を通してお肌が乾燥してしまう原因は多岐にわたります。季節の変わり目もお肌の乾燥に注意が必要です。 例えば、寒くてお肌が乾燥し、バリア機能が低下した状態で、春の花粉や紫外線などの刺激が加わることで、お肌が不安定になってしまうことも充分にあります。それに加え、最近はマスク着用による蒸れや摩擦などの影響で、口周りが乾燥するという方も増えています。

    自分のお肌に合わない化粧品を使い続けたり、紫外線のケアをせずに紫外線を浴びることで皮膚がダメージを受け、敏感肌になることもあります。 また、顔を洗うときに、ゴシゴシとこすりすぎてしまうことで角質層を傷付けてしまうこともありますので、摩擦を起こさないように注意が必要です。

    特に睡眠不足は自律神経を乱れさせ、お肌のターンオーバーのサイクルを狂わせます。ストレスも同じく自律神経を乱れさせる原因となります。 バランスの偏った食事による栄養の不足、1日3回の食事をとることができない。 また、過度なアルコールやカフェイン摂取もお肌には良くありません。過度なお酒やコーヒーは、極力控えるようにしましょう。同じく、タバコもお肌の状態を悪くします。タバコは美肌サポートに欠かせないビタミンCを破壊してしまうので、喫煙者の方はできる限り禁煙することが望ましいです。お肌のターンオーバーを乱す傾向にもあります。 その他、過剰なストレスも敏感肌の原因といわれています。できるだけストレスを溜め込まないようにして、心身ともに健康的な状態を維持することも、敏感肌の改善へとつながります。 女性の場合、月経によるホルモンバランスの乱れも、敏感肌になってしまう原因のひとつです。そんな時は、特に保湿ケアをしっかりと行うようにして、できるだけお肌に刺激を与えないように注意することが重要だと覚えておきましょう。

    お肌の乾燥だけではなく、遺伝的な体質も関係している可能性があります。家族に自分と同じような肌トラブルがある場合は、遺伝的な要因と思われます。また、年齢を重ねるごとにお肌のバリア機能を維持する皮脂や天然保湿因子、角質細胞間脂質が減少する傾向にあり、「加齢」によって敏感肌の症状を引き起こすことも考えられます。

  • 肌荒れしやすい敏感肌になってしまう原因のイメージ
  • 洗浄力が強い製品の中には皮脂を取りすぎてしまうモノもあります。洗顔料やクレンジング剤などは、よく泡立ててお肌にのせたり、お肌に優しく馴染ませて洗い落としましょう。その際には、40度を超えないくらいのぬるま湯ですすぎましょう。穏やかな洗浄成分のモノを選ぶのがおすすめです。 お風呂上りや洗顔後のケアも、刺激の強い化粧品を避けて、できるだけ低刺激タイプの基礎化粧品で、アミノ酸やセラミドなど、お肌の天然保湿成分(NMF)や細胞間脂質(角質細胞の間にある脂質)などをカバーしてくれる保湿効果の高い化粧品で、お肌に潤いがキープされるようなモノを選びましょう。

    1.十分な睡眠時間と質の良い睡眠を心掛けましょう。 2.日頃からリラックスやリフレッシュを意識し、日々の生活に取り入れる。 3.バランスの良い食事を心掛けましょう。 4.喫煙もお肌のターンオーバーを乱す影響がありますので、できるだけ控えた生活を心掛けましょう。

  • 肌荒れしやすい敏感肌への対策のイメージ
  • 生活習慣からくる自立神経の乱れが原因でトラブルを引き起こしてしまいます。自立神経を整えるトリートメントを行なっているサロン様もあります。ケアのきっかけとして、一度受けてみるのも良いでしょう。ご自宅での敏感肌の対策としては、乾燥を防ぐことがカギになりそうですね。健やかなお肌に近づけるように、一歩づつ根気よくお手入れしていきましょう。

  • まとめのイメージ