リンパマッサージは身体をグイグイと押すマッサージではないのに、施術後に痛みが生じたり、不調状態に陥る場合があります。 マッサージ後の「揉み返し」や「風邪症状」と勘違いする方が多くいらっしゃいますが、この症状は「好転反応」である可能性が高いです。 身体の調子が悪くなるので不安に思われる方は多くいらっしゃいますが、ご心配なく。 「好転反応」は漢字の意味通り、「好ましい方向に転ずる反応」なんです。
「好転反応」が生じる具体的な流れを説明しますね。 マッサージを受けると筋肉の凝りがほぐされて、血の巡りがとても良くなります。 それと同時に、体内で凝り固まっていた老廃物や毒素を血液で流し、体外に排出する動きが活発になります。 血液中に老廃物や毒素が大量に流れ込むことで、体調に一時的な悪影響を及ぼす、といった流れです。
決して「好ましい反応」(身体の調子が良くなる反応)という意味ではないので注意が必要です。 「身体の調子が良くなる前兆」の症状と捉えておくと良いかもしれませんね。
リンパマッサージの好転反応として良く見られる症状は以下の通りです。
・肌荒れ
・むくみ
・身体のだるさ
・めまいや頭痛
・排泄物の変化
・生理周期の変化
その他に、風邪の初期症状のような状況になると、好転反応が起こっている可能性が高いです。
そんな好転反応ですが、発症の有無や発症日数には正直個人差があります。 重い症状になってしまう方も中にはいらっしゃいますが、どれだけ症状が長引いても1週間以内には回復するケースがほとんどです。 身体状況が良い方向に向かっている道中と思って、前向きに付き合うことが重要です。