足首のむくみに効くリンパマッサージを紹介

「むくみ(浮腫み)・腫れ」と聞いてまず思い浮かぶのは、顔のむくみ(浮腫み)ではないでしょうか。また、夕方頃になると足がむくみ(浮腫み)、靴がキツくなるとゆうのもよく聞く現象かと思います。それ以外に足・足首がむくむ(浮腫む)・腫れるとゆうのは、どのような状態?ダルいとは違うの?どうすれば解消できる?を考えてみましょう。

足首の関節、筋肉を動かさなくなると、足首は太くなります。理由は、リンパ液は筋肉が動くことにより流れるので、足首の関節を使わずに、すり足のような歩き方で歩いたり、つま先を持ち上げないで歩いたりすると、足首周りの筋肉が動かず、リンパの流れが滞り、老廃物がたまって、足首が太く、ふくらはぎもむくみ(浮腫み)やすくなります。 そこで、くるぶし周りのリンパに溜まった老廃物をしっかり流すことが大切です。

1.まずは、くるぶしを手でおさえたまま、つま先を上げましょう。10回繰り返します。

2.くるぶしの部分を、グーにした手の人差し指のとがっている第2関節でぐるっとなぞり、アキレス腱のほうに流すようにすることで、くるぶし部分にあるリンパ節の流れが正常に戻るので、むくみ(浮腫み)を取り除くことができます。

3.アキレス腱に流したら、アキレス腱の部分から親指と人差し指でつまむように、ヒザの裏まで滑らせるようにマッサージをして、最後にヒザの裏にある窪みの部分を、親指で円を描くように揉むことで、足首からふくらはぎなどのむくみ(浮腫み)を取り除くことができます。

普段歩く時も、かかとで着地、親指で蹴り出すように心がけると、足首の関節の動きがよくなり、歩くだけでも足首が細くなれるかもしれません。

筋肉をやわらかくし、全体的に血流を流すことで、足のむくみ(浮腫み)が解消されます。

1.足先を前後に30秒、曲げたり伸ばしたりする。

2.足首を30秒まわす。

3.ふくらはぎ内側骨のきわを上に向かって、30秒やさしく流す。

4.太もも内側から上に向かって、30秒やさしく流す。

リンパの流れが悪く足が腫れることもあります。少しづつ流していきましょう。あまり腫れが気になる場合は、病院で診てもらうことをおすすめします。

1.左右の手で右ヒザ部分を包みます。

2.ヒザの裏側に親指以外の4本指を当てます。

3.両手をヒザから太ももの付け根に向かって、ゆっくり動かします。

4.10回繰り返します。左足も同様に行ないます。

太ももはリンパの流れが停滞しやすく、同時に脂肪も蓄積しやすい部位です。太ももの付け根をマッサージして、全体的にリンパの流れを良くします。

1.あぐらをかくように、ヒザを曲げて床に座ります。

2.左右の手のひらを重ねるようにして、太ももの付け根に当てます。

3.身体の重みをかけ、軽く押します。

4.左右5回ずつ繰り返します。

  • 足首のむくみ(浮腫み)・腫れを即効解消!セルフリンパマッサージのイメージ
  • 足がむくむ(浮腫む)一番の原因は、代謝の低下です。代謝は簡単に言うと体の水分、血液、老廃物などの循環のこと。代謝が悪い人は循環が悪いため、水分や老廃物が末端に溜まってしまい、それがむくみ(浮腫み)になってしまいます。足は、体の中で一番むくみ(浮腫)やすい。心臓から遠く、しかも体の下部に位置するから水分や老廃物などが溜まりやすいと言われています。

    筋力の低下も、むくみ(浮腫み)の原因です。特にふくらはぎをしっかり使えていないと、むくみ(浮腫み)になりやすくなります。ふくらはぎは第2の心臓とも言われ、下から上に向かって体の水分や血液、老廃物などを戻す筋肉なので、ふくらはぎの硬さによってむくみ(浮腫み)が出てきやすくなってしまいます。

    塩分の多い食べ物の摂りすぎは、足がむくむ(浮腫む)大きな原因の1つです。人体には、体内の塩分濃度を常に0.9%前後で保とうとする性質があります。そのため、塩分を過剰摂取すると、塩分濃度を上昇させないために体内に溜め込む水分量も増えることになり、むくみ(浮腫み)やすくなる傾向になります。

    立ち仕事やデスクワークなど長時間(1時間以上)同じ姿勢でいたり、運動不足が続いたりすると、ふくらはぎなど足の筋肉の動きが少なくなります。そして、足の筋肉の収縮機能が低下していきます。その結果、足の血液が滞り心臓に戻りにくくなり、うっ滞してしまうことで足のむくみ(浮腫み)につながります。(ふくらはぎのポンプ機能の低下)

    女性の体は、月経の周期に合わせて増減するホルモンによって、むくみ(浮腫み)やすさにも変化があります。むくみ(浮腫み)やすいのは月経前の時期。その時期は体内に水分を溜めやすくなるため、むくみ(浮腫み)やすくなります。

    出産から産後にかけての女性ホルモンの著しい減少で、ホルモンバランスが変化します。体内の血液や水分の量は、産前産後で変化します。産前に増えていた血液や水分が、産後に減少することでむくみ(浮腫み)が起こることがあります。妊娠中は、血圧や腎機能低下なども関係してくるので、気になるむくみ(浮腫み)は自己判断しないで専門医に相談しましょう。

    その後、育児疲労が運動不足、睡眠不足、長時間の立ちっぱなし、授乳などで同じ姿勢が続くため、むくみ(浮腫み)になる要因をたくさん抱えています。

  • 足首のむくみ(浮腫み)・腫れの原因とは?のイメージ
  • 湯船に浸かって体を温めることは、血流の促進につながります。シャワー派の人は、足首やふくらはぎにもしっかりお湯を当てて、温めることを意識して下さい。深めの湯桶などに湯を溜めて、足湯をするのもおすすめです。入浴は汗をかきますので、水分不足にならないように入浴後はもちろん、日頃から水分補給を意識しましょう。この時、利尿作用のあるコーヒーやお茶は避けましょう。

    塩分の摂りすぎが原因で足がむくむ(浮腫む)場合は、カリウムの摂取が効果的。カリウムは体内の余分なナトリウムに作用し、尿とともに排泄される働きを助けます。

    「塩分を摂りすぎたな」と思ったら、カリウムが含まれる食べ物を積極的に選びましょう。カリウムは水に溶けだす性質があるため、生のまま、もしくは煮汁も一緒に食べられる料理がおすすめです。生で食べられるバナナは、カリウム含有量も多いのでランチや夜食に取り入れるといいですね。

    カリウム以外にも、ビタミン類やミネラル、タンパク質が不足すると血流や代謝が悪くなりやすく、むくみ(浮腫み)につながります。偏食にならないよう、これらをバランスよく食事に取り入れましょう。料理には、レモンや酢などの酸味、ハーブや香辛料、出汁(だし)を使うようにすると、塩分を控えられます。

    利尿作用のあるコーヒーやお茶では必要な水分を保持できません。水、白湯、麦茶などを飲むように心がけましょう。麦茶にも、むくみ(浮腫み)防止に役立つカリウムが含まれています。冷たいものばかりではなく、常温の飲料やカフェインなしのハーブティなどに変えてみましょう。

    アルコールは血管内を脱水状態にしてしまう作用があります。また、体の水分が失われ、血液濃度も高まります。その結果、体は血液濃度を低くするために血管内に水分を取り込もうとします。そして、この時に取り込んだ水分の一部がむくみ(浮腫み)の症状につながります。アルコールは控えめにしましょう。

    通常は筋肉を使うことで血流が促されますが、なかなか動けないときに便利なのが、履くことで加圧して水分や老廃物を押し出しやすくしてくれる着圧ソックスや着圧タイツ。日中履けるものや、就寝中に使用するものなど長さや用途も様々。

    長時間の立ち仕事や長距離の移動中のむくみ(浮腫み)予防として取り入れるのはもちろん、次の日にむくみ(浮腫み)を残したくない就寝中に使うのも手軽で便利です。(使用する際には、商品に記載されている推奨使用時間を超えないように気をつけて下さい)

    歩く時の姿勢、立ち姿勢、椅子に座る姿勢を意識することが大切です。 歩く時の姿勢は、後ろ足でしっかり地面を蹴りましょう。 立っている姿勢の時は、足の内側のやや前方に重心を意識しましょう。

    座る時の姿勢は、骨盤を立てて座るように意識すると、猫背にもならず骨盤内の血行不良が解消され、むくみ(浮腫み)予防につながります。

    デスクワーク中など、なかなか動けないときは血流が下がるのを防ぐために、オットマンといった足置き台などに足を乗せておくといいでしょう。あわせてリモートワーク中の休憩時間や就寝前に、仰向けに寝そべった状態で、手足を天井方向に上げてバタバタと揺らす方法も血流の停滞を防げます。 足首が硬いと、脚全体の動きが悪くなります。

    1.椅子に座ったまま、素足で足の甲を床に押しつける。

    2.逆に、足首の角度を鋭角にして足裏を床に押しつける。(足裏全体を床に付けたままヒザを前に倒す)

    これは身体全体に広がる、大きな筋膜に繋がる部分のストレッチです。ちょっとイタ気持ちいいくらいの力で、20秒程度キープしましょう。 体の表層の筋膜が強張っていると、疲労感や強張り感がとれません。この足首の動きは、同時にふくらはぎの筋肉のストレッチにもなります。オフィスなどの手で足をつかむ動作が難しい状況でも有効です。距骨は足首関節の要です。じっくりと丁寧に伸ばしてあげましょう。

  • 足首のむくみ(浮腫み)・腫れの予防のために日頃からできる習慣のイメージ
  • 今日からでもできることが、意外にも多かった気がします。就寝中も着用できる着圧ソックスもあるので、無理なく日常に取り入れたいところですね。リンパマッサージは、強い力を使わなくても、さするくらいの圧でも十分ですので、力が弱い方でも気軽に始めることができるのではないでしょうか。

  • まとめのイメージ