腰痛に効く・腰の痛みを改善するマッサージ・ツボを紹介

お尻全体をストレッチでゆるめていきます。 1、椅子に座り右足首を左足の上に乗せます。 2、3秒間ほどで上半身をゆっくりと前へ倒し3秒キープ。 3、ゆったりと呼吸しながら5セット繰り返します。 このお尻ストレッチのポイントは上半身を倒す際、おへそが前を向くよう心掛けること。 行うタイミングとしてはお風呂から上がった時や運動後など、体が温まっている時がいいでしょう。

前述したお尻の大きな筋肉の一つ「大殿筋」をほぐすマッサージです。大殿筋はお尻全体をすっぽりと覆うような筋肉です。

1、脚を肩幅に開いて立ちます。

2、左側の脚に体重をのせて、マッサージする右側の脚はなるべく力を抜いてください。

3、右手で握り拳をつくり、右側のお尻の上部(腰との境目あたり)におきます。

4、圧を加えながらその周辺を上下にさすります。

5、左側も同様に行います。

お尻をこするだけの簡単なマッサージですが、凝っている人にはゴリゴリとした感触があると思います。 あまり力を入れすぎると逆効果になりますので、あくまで気持ちいいと感じる程度の圧にしましょう。

中殿筋をほぐすマッサージです。場所はお尻の横のほうで、腰に手を置いたところから5~10㎝ほど下のお尻の側面寄りです。

1、テニスボールやマッサージボールを用意して横向きに寝転がります。

2、ズボンのお尻ポケットの辺りを意識して、その辺りにボールを挟み体重をゆっくりとかけます。

3、身体を動かしてボールを細かくずらしながら周辺をほぐしていきます。1cmずつくらいずらす感じで動かしましょう。

ポイントは息を吐いて身体の力を抜くことです。とくにボールが当たるところの力をうまく抜くようにしてください。多少痛みがあったりすると、つい当てている部分に力が入ってしまうと思いますが、そうすると筋肉が固まってうまくほぐれないのであえて力を抜くようにすることで、奥の方までほぐすことができます。

1か所10~20秒程度、全体でも5~15分程度くらいから始めましょう。

  • 腰痛に効くマッサージ方法のイメージ
  • 内環跳は足を腰幅に広げて立ち、お尻にキュッと力を入れるとエクボのようにへこむ部分で、お尻のやや外側にあたり、左右どちらにもあります。

    腰痛を放っておいた人は、ここを押すと強い痛みを感じることもあります。前述したストレッチやマッサージを行う前に、まずはこのツボを親指や握りこぶしでグリグリと押してほぐすのがおススメです。

    腎愈はウエストのくびれライン上で、背骨から指2本外側で左右どちらにもあります。 両手を腰にあてたときに親指があたる場所にあり 「腰が痛いな」と思った時、腰をトントンとたたく場所、そこが腎兪です。

    腰に手を当て、息を吐きながら親指の先でゆっくりまわすように押し、刺激します。

    大腸愈は腰骨のいちばん上を結んだ線の高さにあり、背骨より左右に指2本分外側です。 先ほど紹介した腎愈の指2本分ほど下にあたります。 あお向けになって、背中の下でこぶしをつくり、大腸愈にあてます。この時、一番こぶしのとがったところをあてることを意識しましょう。ひざを曲げて足をたてて、こぶしにしっかりと体重がかかっているのを確かめながら、左右にゆっくりと体を揺らしてください。 この動きを数回くり返します。

    太衝は足の甲にあります。 足の親指と人差し指の骨が交差するところの前の、凹んだ場所です。親指と人差し指の骨の間を足首の方へ上がっていき指が止まる位置で、ちょうどその辺りで痛みのある場所が太衝となります。 このツボは腰痛にはもちろんのこと、ストレスを抱えている方にも効果的です。

  • 腰の痛みを改善するツボを紹介のイメージ
  • 国民生活基礎調査によると、日本人が症状を自覚する病気やけがのランキングで 男性で第1位、女性で第2位が「腰痛」となっております。 幅広い年代で腰痛を自覚する人が多く、腰痛は日本人が自覚する症状として非常に多いことが分かりますが、その一方で原因の85%が不明と言われています。

    腰椎椎間板ヘルニアや、坐骨神経痛などの原因を特定でき、ときに手術の必要な腰痛を「特異的腰痛」と呼び、これが腰痛全体の15%ほど。 ぎっくり腰や変形性腰椎症などのレントゲンを撮っても「ここが原因!」と 特定することが難しい腰痛を「非特異的腰痛」と呼び、こちらが85%に及びます。

    原因が分からないとはいえ、おおむね考えられている非特異的腰痛の主な原因は背骨の不具合と、お尻の筋肉が凝り固まることでおきる不具合の2つです。

    背骨の不具合は、前かがみや猫背姿勢、腰を反らした状態、不適切な持ち上げ動作など、姿勢や動作が腰に負担をかけ、椎間板(ついかんばん)の中央にある髄核(ずいかく)がずれることで起こります。 前かがみや猫背の状態を長く続けると髄核は後ろにずれ、ハイヒールを履いて立ち続けるなど、腰を反らした状態が続くと髄核は前にずれ、それぞれ痛みの原因となります。

    お尻の筋肉が凝り固まることでおきる不具合は、普段の生活習慣や運動不足などから起こります。 お尻には多くの大きな筋肉がついていますが、そのなかで腰痛に関わってくるのは、お尻をすっぽりおおっている「大殿筋(だいでんきん)」と、その奥にあり骨盤の側面に位置している「中殿筋(ちゅうでんきん)」です。

    大殿筋は骨盤を支える土台にもなっている重要な筋肉です。長時間にわたって座りっぱなし、立ちっぱなしなど同じ姿勢を取り続けると負担がかかり、中を通っている毛細血管が圧迫されて血流が停滞します。それによって血管の中を通る酸素や栄養素がとどこおり、たまった疲労物質を排出できなくなり筋肉が凝り、骨盤を通してつながっている腰の筋肉にも影響し、腰痛を起こす一因になるのです。

    中殿筋は下半身を安定させるとともに、上半身のバランスをとる働きをする筋肉です。そのため筋力低下や筋肉疲労・コリなどにより中殿筋の機能が低下すると、骨盤がゆらいで下半身が不安定になり、それにともなって上半身のバランスも崩れがちに。それが続くと、上半身を支える腰の筋肉にも負担がかかり、腰痛につながることになるのです。

    デスクワークや会議で長時間座ったままでいることはもちろん、ずっと立ったままも、同じ動作を長時間続けるのも良くありません。 同じ姿勢や動作を続けることで同じ筋肉ばかりが緊張した状態が続いて筋疲労を起こし、痛みを生じる場合があります。

    また、気がつけばいつも猫背になっている、座るときに足を組む、いつも片足に重心をかけて立っているといったクセにより生じるからだのゆがみも、痛みを生じさせる原因の一つです。

    実は腰痛もストレスによって引き起こされることがあります。そのメカニズムの一つとして考えられているのはストレスにより腰の筋肉の血流が悪くなることによる血行不良によるものです。 また、前述したような背骨やお尻の不具合による問題とは全く違い、脳の痛みを感じるシステムの不調により痛みが引き起こされていることもあります。

    通常痛みの信号が脳に伝わると脳から鎮痛物質が大量に放出されるので、それにより痛みが緩和されたり、感じにくくなるのですが、ストレスが脳機能に影響を与えるとその鎮痛物質が放出されにくくなり、痛みが長引いたり、わずかな痛みも強く感じるようになってしまうのです。

    このようにストレスは腰痛を悪化させる原因となりますが、腰痛そのものがまたストレスの原因となり、悪循環に陥ってしまうケースもあります。 今述べたように、痛みの緩和には鎮痛物質の放出が肝心ですが、痛みによってストレスを感じた結果、より鎮痛物質が放出されにくくなり、それにより更に痛みを感じるという負のスパイラルに陥ってしまうのです。

  • そもそもなぜ腰痛になるのか?のイメージ
  • 長時間のデスクワークなどで猫背を続けるなど、姿勢がよくないと腰に負担をかけて背骨のS字カーブを崩してしまいます。また、長時間立ったままの姿勢が続くと、重たい上半身を下半身で支えることになり、腰に大きな負担がかかります。立ち仕事の多い販売員や接客業、警備員などは、腰痛が職業病になりやすいといわれています。クッション性のある靴や中敷きを使用して、腰の負担を軽減する工夫も必要です。

    よい基本姿勢を身につけ、常に保つことを心がけて座りましょう。

    よい姿勢

    1. あごを引く

    2. 背筋を伸ばす

    3. 腰と脚の付け根が直角になるように深く座る

    悪い姿勢の代表

    猫背

    背もたれに寄りかかる

    腰を反った姿勢

    このような悪い姿勢は筋肉を緊張させて疲労が大きくなります。

    また、中腰や前かがみなど不自然な姿勢をなるべくとらないようにし、何か物を取るときなどの動作をするときは視線も動作に合わせる習慣をつけましょう。 どうしても同じ姿勢を続ける場合は、30分に1回は腰を回したり体を伸ばすなどストレッチをするように心がけましょう。

    ストレッチは、腰を支える筋肉を強化し柔軟性を高め、姿勢を矯正する効果もあります。それぞれ1セットに3~5回繰り返します。無理はせず1日数回に分けて行うのがよいでしょう。

    しかし、強い腰痛があるときは体操を控えましょう。

    筋力が衰えると腹圧も下がり、腰の支持性が低下します。背骨や腰を支える筋肉の柔軟性を保つために日々適度な運動を心がけましょう。

    水中でのウオーキングは、水の抵抗で筋力がつき、浮力により腰への負担が軽くなるのでおすすめの運動です。ハイキングやヨガもよいでしょう。 なお、有酸素運動やストレッチなどの運動は妊娠期間中の腰痛予防にも効果的であることが知られてますが、妊娠の段階や体調にもよるので主治医に相談しながら行うようにするとよいでしょう。

    精神的なストレスも長引く腰痛の原因であるといわれています。まずは自分にとって最善のストレス発散方法を見つけましょう。 例えばゆっくりと入浴するのはいかがでしょうか?40℃ぐらいのぬるめのお湯にゆったりと入浴すると、血行をよくして筋肉の緊張をほぐし腰痛を改善するとともに、リラックスの効果もあります。

    さらに入浴剤などを使いお好きな香りに包まれれば、より効果も高まるでしょう。

  • 腰痛にならないために日頃からできる習慣のイメージ
  • Bodyshの定番で、不動の人気を誇るこちらのコースは50分~180分まで6つの施術時間をご用意しております。 基本的には背中からスタートし、脚の後面、脚の前面、お腹、腕、デコルテの順で施術させて頂きますが、当店ではどのコースでもまず初めにカウンセリングでしっかりとお客様のご要望をお伺いしております。

    そのカウンセリングの際に「今日は腰が痛いです」「腰をしっかりとお願いしたいです」などとスタッフへお伝えください。そうしましたらお客様のご要望に合わせてスタッフが臨機応変に施術箇所や時間の配分などを調整させて頂きます。 特に120分以上のロングコースをご利用頂けますと、頭の先からつま先までにプラスしてお客様からのリクエストの箇所をさせて頂く時間も設けておりますので、よりしっかりとご要望にお応えできると思います。
    全身アロマオイルリンパマッサージコースについて詳しく見る

  • 全身アロマオイルリンパマッサージコースのイメージ
  • 一見腰痛とは関係のなさそうなコースに思えますが、こちらのコースは漢方ブレンド精油と温かいシアバターを使用して経絡やツボの集中している背中の脊柱沿いを重点的にトリートメントしていきます。

    前述したように腰痛の原因は背中にある事も多いので、背中を重点的にケアするこちらのコースは背中の歪みや張りからくる腰痛でお悩みの方にはとても有効的と言えます。

    このコースでも70分~120分まで4つの時間がお選びいただけますが、120分のコースでしたらお客様のリクエストの箇所にたっぷり時間を設けておりますので、腰に特化したり、もしくは他の気になる箇所をオーダーして頂いたりと、その時の気分に合わせてお選び頂けます。
    自律神経バランスアップ漢方リンパトリートメントコースについて詳しく見る

  • 自律神経バランスアップ漢方リンパトリートメントコースのイメージ
  • いかがでしたか?一言で「腰痛」といっても、原因は様々です。腰痛以外に体に痛みや異変は感じないか、日頃から自分の体の変化に気を配っておくことが大切ですが、それでも痛くなってしまった時はプロの手を借りるのも大切です。

    Bodyshではカウンセリングから施術後のアドバイスまで、お客様に合わせて丁寧にご案内させて頂きますので安心してお越しください。

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